『古家を相続したけど!』
今後地元に戻る予定は無いので,
実家を売却したい。
このようなケースは今後増えていく
ことが予想されています。
重要なポイントは、相続した
実家だけでなく地方のご自宅が
「売却できる物件なのか?」
という点です。
立地も良く、築年数も浅い物件で
あれば売却は難しくありません。
しかし過疎の地域であり、又築年数
が経過している物件というのは
「安くても売れない」という物件が
年々増加しています。
バブル期のマンションが新築価格の
10%以下になっていることもあります
それでも全然買手がみつからず、
同じような価格の売り物件ばかりが
増え続けているのが現状です。
戸建の案件がいいかというと
そうでもないのです。
地域が低迷しているとか、築年数が古い
物件というのは買手を探すだけでも
相当大変です。
更に古家は、建築的に法律の問題を
抱えている物件も珍しくありません。
建築時は問題がなかったけれど、
今の建築法では立て替えが不可と
なっている地域もあります。
・前面道路が狭く車が通れない
・何度もリフォームや増築をしている
・家の周りが田んぼや畑ばかり
・実家が農家だった
*該当する項目があれば要注意です。
まとめてみますと、
古家の売却というのは考えている以上に
難しくなってきているのが実情です。
とくに田舎になればなるほど、
色々な障害が出てきます。
このような田舎の物件に適しているのは
地元の事情をよく理解している
不動産業者です。
建築基準法などの問題を抱えている物件
であれば、何度となく行政へ話を聞きに
行き、準備をする必要がありますので、
その地域の不動産業者に依頼することを
オススメします。
いち早く相談されることをお薦めします。
もちろん、将来ご自身がお住まいになる
ご予定があれば、それはすばらしいこと
です。
むしろ街中の物件を売却して移り住む構想
があれば、一定期間貸すことも可能かも
しれません。