『土地を貸す:定期借地』
〈借地人メリット①〉
以前に地主メリットを述べましたが、
借地人にとっても魅力のある
定期借地制度なのです。
借地人は個人が定期借地を利用して
住宅を購入するケースや、
事業者が店舗展開に利用する
ケースなどが考えられます。
定期借地の需要は、土地の用途地域に
応じて大きくは住宅系と事業・商業系
に分かれています。
住宅購入者の視点から定期借地住宅
のメリットをまとめてみます。
① 住宅取得コストに土地費がない
土地所有権住宅価格に対して、戸建は
60%~70%前後が定期借地住宅価格
の平均的なイメージになります。
そして、土地の広さ・建物の広さも
所有権住宅よりも広く、
住宅取得コストが安い上に良質住宅が
購入できる点が評価されています。
2015年では住宅の建設費が
上がっていますが、土地代がいらない
ことはメリットです。
もちろん地代がかかりますので、
考慮に入れておく必要はあります。
② 敷地面積が広く、住環境が
良好な分譲地となります。
敷地の広さは定期借地の大きな
魅力になっています。
土地が広いことで、ゆったりした宅地割
と植栽計画が施された、住環境の良い
分譲地が供給されています。
定期借地住宅であればより広い土地の
広さが実現し、ライフスタイルとしても
ガーデニングなどの趣味も行えます。
ペットも飼いやすい庭付き住宅、
広い庭ではバーベキューもできるなど
の魅力が生まれています。
次回も引き続き借地人のメリット
を述べていきます。