『建築して貸す:戸建貸家の選択』〈戸建貸家の需要〉
不動産活用の「売る・貸す・買う」
の3つの柱の内、「貸す」ことについて
お話ししていきます。
貸すといっても、「建物を建てて貸す」、
「土地を貸す」等ありますが、
まず建物を建てて貸すこと、その中でも
どなたでも計画しやすく重要が見込める
「戸建貸家」についてお話しします。
そもそも需要がなければ事業は成り立ち
ません。賃貸マンション暮しの方に独自
にヒヤリングした結果、8割程度の方が
「戸建ての賃貸があれば住んでみたい」
とお話しされていました。
それは集合住宅への不満や要望として、
子供が走りまわるとストレスがたまる、
映画や音楽を自由な音量で楽しめない、
ペットの制限がある、
敷地内に車がおけない、
家庭菜園やガ―デニング等ができない、
貸家でも持ち家感覚で住みたい、
等があります。
又従来の貸家は長屋形式か中古住宅貸家
しかなく、ほとんど戸建貸家の供給が
ありませんでした。
近年戸建貸家が増えてきたといっても、
全体として平均1%程度の供給数です。
需要は多いのですが、供給数がごく
少ない状況であり、この戸建貸家に
住みたいと思っている多く方は、
従来アパート、賃貸マンションに
住んでいる方で、住みかえ重要による
ものです。
又、将来も賃貸住宅に住もうと思って
いる人の考えは、
自由に住みかえたいから、
転勤の可能性があるから、
借りるほうが買うよりも得だと考える等
しかしながら、
賃料負担はマイホーム購入より軽いこと
住むのに十分な広さがあること、
設備・仕様が分譲並みに充実している等
質に対する要望にも対応していくことが
賃貸ニーズに対応することになります。
戸建貸家はまだまだ供給数の少ない中で
集合住宅の多くの不満を解消し、
賃貸住宅ファンのグレードアップ思考に
合致する将来性のある賃貸住宅だ
と言えます。
次回、更に戸建貸家の入居者メリット
を探ってみます。
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