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不動産投資にリスクをカバーする地震保険の基礎知識

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不動産投資にリスクをカバーする地震保険の基礎知識

 

 

東北、熊本など、大きな地震により
不動産を持つ人や不動産投資をする方
からのご質問が良くあります

 

 

とりわけ、津波による不動産への影響で
購入すること自体をためらっている方や
どのように保険を活用したら良いか
ご相談を受ける時もあります

 

 

まずは地震保険の基礎知識からです

 

 

 

マイホームに住んでいる人の多くは
火災保険には加入しています

 

 

 

火災保険は、火災や落雷、破裂・爆発
風・ひょう・雪災、水災、
盗難、水漏れ、破損、汚損など
建物や家財に起こりうる
多種多様な損害を補償する保険です

 

 

しかし、地震・津波・噴火によって
生じた損害に対しては免責
つまり、火災保険金は支払われません

 

 

地震や津波、噴火の損害に備えるには
火災保険だけでなく、別途地震保険にも
加入する必要があるのです

 

 

 

火災保険は、さまざまな損害保険会社が
多様な商品を販売しており
商品によって補償内容や保険料は
マチマチです

 

 

 

いっぽう地震保険は
単独で加入することはできず
必ず、火災保険に付帯する形で
加入しなければなりません

 

 

そのため、火災保険と地震保険は
同じ保険会社から
加入することになります。

 

 

ただ、地震保険は
どの保険会社に申し込んでも
所在地や建物の構造など
条件が同じならば
保険料や補償内容も同じです

 

 

なぜなら、甚大な損害をもたらす
地震や津波、噴火の損害補償は
民間の会社だけで
単独で対応するのは難しく
政府が後ろ盾となって運営する
公共性の高い商品であるからです

 

 

なお、地震保険は火災保険と
同時に申し込む必要はなく
火災保険を契約したあとからでも
申し込むことができます

 

 

2014年度末の地震保険の付帯率
(当該年度中に契約された火災保険契約
に地震保険契約が付帯している割合)
全国平均で59.3%です

 

 

東日本大震災前の2010年末の
48.1%と比べると
10ポイント以上増えています

 

 

又災害に中心であった福島県では
約28.6%増えています

 

 

東日本大震災をきっかけに
地震保険の認知度が高まり
地震被害に対する備えの必要性を
真剣に考え、行動する人が増えた証
言ってもいいかもしれません

 

 

良く言われますが
わが国は、面積は世界の1%にも
満たないのに世界の約10%の地震が
発生する「地震大国」です

 

 

日本にいる限り、いつでも、
どこに住んでいても
起こりうる地震に対して
私たちは命を守ることはもちろん

 

 

 

被災したあとの生活再建の方法の
ひとつである「地震保険」についても
知識を身につけ、加入を検討した方が
いいと思われます

 

 

次回は地震保険の補償内容と
保険料についてお話します

 

 

さらに詳しく知りたい方は
「実践不動産投資セミナー」へ
http://www.tokaishichifukujin.com/?page_id=383

 

 

不動産コンシェルジュ
宇佐美治雄

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