甚大な地震に対応する地震保険の特殊性
地震保険には他の保険にはない
次のような特殊性があります
地震保険は、政府が「再保険」
という形でバックアップしています
ご存知のように
大地震に伴う被害の補償は、
民間の保険会社が単独で
カバーできるレベルではありません
それは、地震は、一旦、発生すると
その被害は甚大かつ広範囲に及ぶため
地震に伴う被害の補償額は
天文学的な金額になるからです
よって地震保険は政府の
バックアップにより
運営されており
万一のときに保険金が確実に
支払われるようにするためです
政府が再保険料の
受け入れ・管理・運用のほか
民間のみでは対応できない
巨大地震発生の際には
保険金支払いを行うため
地震再保険特別会計において
区別経理しています
（再保険とは、元受保険契約に
基づく保険金支払い責任の
すべてあるいは一部を
別の保険会社に転嫁することです）
では、地震保険に入っていれば
地震被害額が莫大な金額になっても
保険金は確実に支払いがされるのか
実は保険金の支払い総額の上限は
７兆円とされています
この金額は関東大震災級の地震が
発生した場合でも支払保険金の総額が
この額を超えないように決定されており
万一、この額を超えてしまった場合、
お支払いする保険金は
削減されることがあります
又保険金が支払われない場合として
次のことがあげられます
（免責事項）
・故意もしくは重大な過失または
法令違反による損害
・地震の発生から１０日以上経過後に
生じた損害
・戦争、内乱などによる損害
・地震等の場合の紛失・盗難の場合
次回は地震保険の特殊性から
重要な検証をしたいと思います
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不動産投資コンシェルジュ
宇佐美治雄
