投資戦略

不動産の流動性が低い理由を理解して投資戦略を練る

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不動産の流動性が低い理由を理解して投資戦略を練る

 

 

株式市場も為替と同じように
売買のための仕組みが整っており
資金力を持つ金融機関や機関投資家など
が多く存在します

 

 

必然的に売買も頻繁に行われ
買いたい人と売りたい人が即座に
適正価格で取引が可能となっています

 

では不動産市場はどうかというと
前述した為替市場や株式市場などと
比べると流動性は大変低いと
言わざるを得ません

 

世の中で主要な投資対象資産と
言われているのは
国内外の株・債券・為替に加えて
金や原油などの商品と不動産です

 

 

この中で一番流動性が低いのは
間違いなく不動産だろうと思います

 

 

ではなぜ不動産の流動性が低いのか
というと、理由は以下の3つあります

 

 

1、適正な不動産価格の定義が難しい

不動産は同じものが2つとないので
詳細な内容を物件ごとに
時間を掛けて吟味しないと
適正な価格がわからないのです

 

また不動産購入時は
個々の物件について
有資格者から説明を受ける必要があり
売買に非常に時間が掛かります

 

今日決めて明日買うといった
スピードで取引を行うことは
意志は伝えられても、すぐには
出来ないようになっています

 

 

 

2、価格が高額になる

株や債券と比べると
少額で投資する仕組みが普及してなく
証券化が進んでいる物件は
ごく一部となっています

 

中古ワンルームの売買でも
最低数百万単位で
お金が必要となるので
買主の数が限られてきます

 

 

 

3、取引市場が存在しない

不動産は株式や為替と違い
市場を介した取引ではなく
1対1の取引(相対取引)で
売買が行われます

 

同じ物件が2つとない不動産の現物は
市場取引には向かないと言えます

 

基本的には売り手と買い手が
1対1で売買を行うことになり
流動性が低くなる要因となっています

 

流動性が低いことのデメリットは
売るのにも買うのにも
とにかく時間が掛かることです

 

不動産を売りたい人は
すぐに売れるなら
それに越したことはないのです

 

不動産を買う人は
初めて見る物件について
取引をすることになるので
売主と綿密な情報のやり取りが
必要になります

 

それゆえ、不動産の仲介者には
免許が必要で、
契約の際には買主に対して
重要事項の説明を宅建主任者が行う
必要があるわけです

 

 

 

さらに詳しく知りたい方は
「実践不動産投資セミナー」へ
http://www.tokaishichifukujin.com/?page_id=383

 

 

不動産投資コンシェルジュ
宇佐美治雄

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