不動産投資物件の「所在地」を確認する
所在地とは、不動産の存在する
場所のことをいいます。
所在地の表し方には、
「地番」と「住居表示」があります
「地番」は、1筆の土地ごとに
定められた不動産登記上の表示です
よって住居表示が実施されていれば
下記のような住所になります。
○○市△△町●丁目▲番■号
住居表示未実施であれば
地番になります。
○○市△△町1234番地56
不動産取引や不動産登記では、
「地番」が所在地として用いられます
物件広告の所在地も「地番」で
表されるのが一般的です
しかし、「地番」は1筆の土地ごと
に定められているため
1筆の土地の中に
複数の建物が建っていたり
数筆の土地にまたがって
建物が建っていることがあり
「地番」だけでは建物を特定できません
そこで、訪問・配達などに便利なように
定められたのが「住居表示」です
「地番」は各法務局に備え置かれている
不動産登記簿で確認できます
また「住居表示」は各市区町村の係で
確認することができます。
「地番」と「住居表示」の対応関係が
知りたいときは、図書館や市区町村の
「住居表示地番対照住宅地図」
で確認できます。
もし、土地の権利証をお持ちでしたら
所在の後ろに記載されている番号が
その土地の地番です
この地番は「登記すべき土地」を
特定するために付する番号なので
登記のできない土地
(公有水面下の土地
一級河川の流水下の土地等)
や未登記の土地には
地番がないことになります。
また住居表示の番号は
建物につけられた番号ですから
建物のない土地には関係ありません
地番は登記所(登記官)が定め
住居表示番号は市町村が定めます
住居表示が未実施の場合には、
現地調査に行く前に、
所在地の確認が必要です
地図検索は住居表示で
行われていますので、
場所が特定できないこともあるので
注意が必要です
さらに詳しく知りたい方は
「実践不動産投資セミナー」へ
http://www.tokaishichifukujin.com/?page_id=383
不動産投資コンシェルジュ
宇佐美治雄