『後継者を育成する』
よく家主の方からの相談で、今自分
がアパートの管理をしているが、息子は
あまり興味がないようだとか、
果たして息子で出来るのか等と
現状を話されている
家主さんがあります
現実に息子さんへの十分な引継もなく、
サラリーマンの子供が親からアパートを
相続するケースはよくあります。
管理は被相続人(父)の自主管理
で行われていたとすると、相続した息子が
果たして賃貸経営に興味があるかないか
で大きく変わります。
ましてや父のやってきた自主管理業務
まではどうでしょうか。なかなか難題かも
しれません
そこで、父親としてはアパートや
マンションを相続させる子供には、
経営理念に基づく知恵を授けておく
必要があります。
その内容とは
- 賃貸経営のノウハウ
(管理、税金)
- 家主としての法務義務
- 空室対策・修繕計画
- 資金計画(ローン)
- 困った時の相談先
等々
こうした知識と知恵をしっかりと話し合ってください。
この内容の習得度によっては、
子供の人生をも狂わす可能性もあり、
真剣に立ち向かうことです。
安易な相続は危険とも言えます。
日本の99%は中小企業(396万社)であり、
その内30年以上存続しているのは10%
とも言われています。
アパート経営も同じことです。
30年間利益を出し続ける経営を
するにはどうするかがテーマです。
その為にも、家主としての想いを
どうやって承継していくか、
改めて確認する時がきています。