『戦略的資産活用への意識改革』
「使い切る資産活用」とは何か
を考えてみたいと思います。
資産活用の方法は3つです。
- 売る
- 貸す
- 買う
例外的にそのままにするというのもあります。
従来の価値観では「所有」が目的でしたが
現在では「利用」が中心軸になっています。
何かの目的で利用している不動産は
まずはいいです。
そのままという資産(不動産)を保有している
とどうでしょうか?
1、不動産をそのままにしていたら、
税金・近隣対策費等がかかります。
所有することの価値は薄く、マイナス
の要素があります。
2、税制は個人に対しては増税傾向にあり、
相続税、贈与税の資産税は、その時点で
所有しているだけで負担しなくては
なりません。また発生した時点で課題が
残りかねません。
3、先祖から引き継いだアパートや土地が
空き家・空室・空き地になっている等
この傾向は全国的であり、苦痛の種が
増えています。
実はお住まいになっていたご自宅が
空き家となって増加しています。
ご自宅ですら今後の使い方を考えておく
必要がでてきています。
このような理由から使われない不動産は勿論
ですが、収益があったとしても、将来問題を
引き起こす可能性のある不動産を今見直す
時期に来ているということです。
しかも見直す時の価値観は、今はご自分
のものですが、将来何かの理由で売却をする、
又贈与や相続で「手放す」時期がくること
を想定して考えてみることです。
「手放す」即ち「使い切った時の状況」から
地主家主さんが「楽しい人生を送る」という
意識で未来を考えてみてはいかがでしょうか!
「使い切る資産活用」という考えを基本に、
独自の具体的な資産活用が他の人には
出来ない戦略となります。
売却して流動性のあるものに変える
賃貸で収益を上げる
不動産を組み換える
等々
一般的に様々ありますが、実際には地主さん、
家主さんの資産活用への価値観を確認して
方向性を協議することがスタートラインです。
部分的な資産活用に惑わされることなく
ご自身の全体像としての価値観に照らして、
資産活用を行うことをおススメしています。
これを「戦略的な資産活用」と考えています。
「手放す」こと、即ち売却の発想で考えると、
ご自分の資産状況がより鮮明に見えてきます。
よく出口戦略と言われています。
まずは「不動産の通知表」
(戦略的資産活用365にヒントの「資産活用の羅針盤」参照)
で現状把握された物件を最終的に
いつ頃
どうするのか
又誰に引き継ぐのか
等と検討してみて下さい!